「ざっくりこの一年」 笹井信吾

去年の論作文からこの一年で、混濁とした夢中状態から覚めて
韓氏意拳と適切な距離をとれるようになったと思う。
以前は日常生活やスポーツするときにも、それ風でなければなりませんと決め込んでいた。
今はぜひとも他の場面に持ち出したい事もあれば、
流用はムリな所もあるなって感じです。
その具合を極めていくためにも今年はいろいろ取り組みたい。
ともかく、着々と稽古していれば体認の「た」の字がみえてくる気がして
落ち着きました。「た」の字の影もみえない不安な時期を、
自分の場合はしつこく理解に努めることと、
勘違いを重ねまくる向こう見ずなテンションで乗りきった。
先生や先輩学習者には失笑ものだったと思う。
これからは韓氏意拳を対象としてじゃなく内在的に学習したいなと思っとります。